2012年11月18日日曜日

「チキンとプラム」感想

  先日観た「チキンとプラム」の感想を。命と同じくらい大事なバイオリンを妻に壊されて、自殺を決意した天才音楽家ナセル・アリの最期の八日間・・・と聞いてすごく暗いお話をイメージしていましたが、実際はとてもせつなくて美しい恋の物語でした。彼の人生に起こった様々な出来事が描かれてゆくのですが、人の走馬灯をのぞいているような気持ちになりました。彼の子供がどうなるかまでコミカルに描かれていたのがよかったです。
 ナセル・アリの叶わなかった恋の相手、イラーヌの美しいこと!ずっと観ていたい気持ちになりました。バイオリンを壊した妻も決して彼が憎かったのではないことがだんだん明らかになって、それもまたせつなかったです。イランといえば、女性が肌を露出しないように黒いスカーフとマントウに身を包んでいるイメージですが、この映画の舞台となっている時代には今より自由で欧米の影響も強かったようです。そんな時代背景も考えながら観るとより楽しめるかもしれませんね。
そして、こちらは来年の1/18日公開の「テッド」の予告編です。すごく面白そうなので楽しみにしています。ミラ・クニスも出てるし。
缶バッジつき前売り券が可愛い!渋谷TOHOは売り切れだったのですが、六本木にはまだありましたよ。

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