2012年4月27日金曜日

「アーティスト」「裏切りのサーカス」感想

  映画の感想がたまってるので書いてしまいます。今週末はカウリスマキの新作「ル・アーヴルの靴みがき」「ブライズメイズ」の公開もあって忙しいったらありゃしない。
さて、まずは「アーティスト」から。アカデミーで話題になったので、混んでるかなと思いきやそうでもなく・・・。ちょうどお花見シーズンだったせいか、無声映画だからなのか不明ですが。アギーちゃんは、期待を裏切らない大活躍でした。健気で愛らしくて、飼い主より賢い!
 「オスカーはいただきだぜ!」とか言ってそうです。落ち目になっていく人気俳優を演じたジャン・デュダルジャンはいかにも銀幕のスター顔でぴったりでした。ダメ男っぷりもうまく演じていました。そして相手役のベレニス・ベジョは監督の奥さんなんですね。無声映画からトーキーへ変わっていく時代を描いているのですが、実際に消えていった俳優や映画監督もいたのだろうなぁと思いました。
  次は「裏切りのサーカス」。監督は「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソンです。渋い英国俳優勢揃いなので、お好きな方にはおすすめします!事前に相関関係と名前を軽く頭にいれておくことをおすすめします。
コードネームと本名が入り乱れたり、過去と現在をいったりきたりするのでぼんやりしてるとちょっと混乱するかもしれません。
ゲイリー・オールドマンの眼鏡姿がとても素敵でした。冷戦下のスパイ同士の情報戦を描いてはいるのですが、男の友情と裏切りのドラマだという印象。たびたび挿入されるスパイの古き良き時代のパーティーの様子と、現在を比べながら観るとせつない・・・。
 ゲイリーといえば、プラダの秋冬のショーに出てましたね。かっこいい!昔は悪い役ばっかりだったけど、年をとっていろんな役が似合うようになった気がします。
ゲイリーの相棒役だったベネディクト・カンバーバッチもよかったです。上はBBCの「シャーロック」の時のもの。ちょっとクセのある顔なんだけど、スタイルが良くてスーツが似合う。今回は金髪でしたが、シャーロックの時の方が好きです。

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