アレクサンダー・ペイン監督の「ファミリー・ツリー」の感想を。主人公はハワイで暮らす弁護士。先祖から受け継いだ広大な土地を所有し、家族もいて何不自由ない暮らしに見えるけど、妻がボート事故にあって昏睡状態に。そして浮気をしていたことも発覚!二人の娘に手を焼きつつ、右往左往するかっこ悪いジョージ・クルーニーがよかったです。
長女役のシャイリーン・ウッドリーも、次女役のちょっとぽっちゃりしたアマラ・ミラーもはまり役でした。今まであまり家庭を顧みなかった父親に反発しながらも、徐々に理解して行く様子を上手に演じていたと思います。上の三人でアイスクリームを食べるシーンが心に残りました。冒頭で次女がレストランでアイスクリームを食べて「これ、美味しい!」というのですが、最後にジョージが持ってくるアイスが同じフレーバーだったのにニヤニヤしてしまいました。ちゃんと覚えてたのね!って。
ハワイのゆったりした音楽や、雄大な景色のせいか湿っぽくならず後味爽やかな映画です。たとえハワイに住んでようが、お金持ちだろうが家族の悩みはどこも同じなんですね。
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