2012年3月30日金曜日

映画の感想・3本まとめて

 勢いで一気に感想を書いてしまいます。ちょっと前ですが「J・エドガー」から。フーバー長官の伝記的な作品なのかな〜と思っていたのですが、クリント・イーストウッド監督の手にかかるとラブストーリーになるんですね。終盤は特におじいちゃんラブストーリーになっていて、泣けました。最近おじいちゃんに弱くって・・・。ただ、ディカプリオの特殊メークが少々浮いていて、ジャック・ニコルソンに見えたのが残念でした。きっと年をとったらニコルソン化するんだろうなぁ。

 次は「ヒューゴの不思議な発明」です。3Dにする意味はあるのかなぁとも思いましたが、スコセッシがやりたかったらしいのでしょうがない。時計台の裏側や、機械人形にはワクワクしたし、ジョルジュの映画愛には胸をうたれました。
 物語のキーワードとなるジョルジュ・メリエスの世界は、昔好きだったおとぎ話の挿絵のようでうっとりしてしまいました。彼の事をもっとちゃんと知ってから観た方がより楽しめたかな。
 最後は「SHAME」。性依存症の兄のところに、ちょっと不安定な妹が転がり込んでくるのですが、ファスベンダーもキャリー・マリガンも観ていて心がヒリヒリしました。ファスベンダーは何をしていても苦渋に満ちた表情なんですが、最後の方でやっとそれが少し変わったような気がします。
妹との間に過去に何があったかは語られないし、それは完全に埋められるものではないのだろうけど、お互いにどこかで求め合ってたんでしょうね。キャリーの歌のシーンもとてもよかったです。裸のシーンが多いので、ボカシだらけになったらどうしようかと思ってましたがそうでもなかったです。でも、ここにかけて、なぜここにはかけない?という疑問も残りました・・・。

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