2012年8月14日火曜日

「テイク・ディス・ワルツ」「ヴァージニア」感想

  有楽町ヒューマントラストシネマで観た二本の感想を。一緒にチケットを買うとそれぞれ1000円で観られるキャンペーンをやってたいので、同じ日に観てしまいました。(ちなみに3日以内なら別の日でも大丈夫です)
 まずはサラ・ポーリー監督の「テイク・ディス・ワルツ」から。予想以上に素晴らしかった!ミシェルとセス・ローゲンの演技はもちろん良かったのですが、監督の演出が上手いなぁと思いました。
 結婚5年目を迎えたマーゴ(ミシェル)の前にある男性が現れて、優しい夫がいながらも心ひかれていくというよくあるお話なのですが、マーゴの選択のその後まできっちり描いているところがひと味違う。現実はそんなに甘くないよ、自分がやったことは消えないしそれを抱えて生きていかなきゃいけないんだよ、という監督の突き放したような視線がよかったです。
           
 マーゴがジムでシャワーを浴びているシーンがとても印象的でした。まだ若々しいマーゴと、決して美しいとは言えないたるんだ身体をしたおば様たちとの対比や、「新しいものは魅力的だけど、いつかそれも古くなる」という台詞。みんなそんなこと当たり前だってわかっているはずなのに、「新しいもの」の輝きに抗えないのもまた人間なのでしょうか。遊園地のキラキラした乗り物や花火はとても楽しいけれど、一瞬で終わってしまうのにね。遊園地のシーンでかかる「ラジオスターの悲劇」が耳に残りました。音楽の使い方もすごくよかったです。
 ファッションも、ミシェルの普段着っぽくて可愛いです。上のシーンで着てるギンガムシャツ欲しいな。セス・ローゲン演じるルーが本当にいいやつで、ますます好きになってしまいました。マーゴへのいたずらの理由を告白するところは泣きましたよ。サラの次回作にも期待したいと思います!
次は「Virginia/ヴァージニア」です。「コッポラおじいちゃんが、孫みたいに可愛いエルちゃんのために映画を作ったよ」という感じもしましたが、昔のホラー映画の雰囲気もあって面白かったです。売れないホラー作家が夢の中でエドガー・アラン・ポーに出会うというお話をきくと、「ミッドナイト・イン・パリ」っぽいですが、ポーのことを知っているともっと楽しめたかもしれません。ポーが結婚した当時13歳の従兄弟の名前がヴァージニアだったことは後から知りました。あとコッポラ監督はボート事故で息子を亡くしてるんですね。(ホラー作家の娘はボート事故死したという設定)
 エルちゃんは相変わらず可愛いし、ヴィンテージっぽいネグリジェや赤を使ったヴァンパイアメークもよかったです。上映期間が短いので気になられる方はお早めに!

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